ご挨拶

第88回全国学校歯科保健研究大会実行委員会会長

一般社団法人長崎県歯科医師会

会長 渋谷 昌史

  関係各位におかれましては、日頃より学校歯科保健活動に真摯に取り組まれておられることに心より敬意を表するとともに、日本学校歯科医会の活動にご理解、ご協力を賜っておりますことに深甚の感謝を申し上げます。

 さて、第88回全国学校歯科保健研究大会が「口腔から全身の健康づくりを目指して」をメインテーマに、また、「『健口』から『健康』へつなげる学校歯科保健の未来図」をサブテーマとして長崎県長崎市の出島メッセ長崎にて開催されます。

 本大会も、一昨年の山梨大会、昨年の大阪大会と同様に、感染対策としてはもちろん、より多くの方々にご参加いただけるよう、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催いたします。会場では、株式会社「ジャパネットたかた」の創業者、髙田 明氏の特別講演と、「学校歯科健康診断の未来図~学校歯科健康診断におけるDXの可能性~」と題したシンポジウムを行い、ライブ配信いたします。また、領域別研究協議会は、事前に収録したものをオンデマンド配信することにしています。どちらも、メタバースを活用しますので、より臨場感のある視聴が可能と思われます。

 学校現場では、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」のもと、少子化をはじめとする社会の変化にも対応すべく、ICTを活用した新しい学びが開始されようとしています。学校歯科保健においても、歯科健診結果の分析や考察、データの管理・活用など、DXを積極的に推進する必要があると思われます。今回の学会を通して、学校歯科保健活動の将来像について皆様と共に考える機会になれば幸いです。

 長崎は西洋医学伝承の地であり、会場となる出島メッセ長崎は、100年に一度とも言われる大きな変化を遂げている長崎の象徴的施設でもあります。皆様におかれましては是非ご来場いただき、長崎の人や街、文化に触れていただければと思います。たくさんの方々のご参加を心よりお待ち申し上げます。